運営委員会だより NO.19 令和4年7月20日(水)発行
もくじ
<案件1> ふれあい文化祭について
ふれあい文化祭はコロナが流行する前は、地域の方と一緒に行っておりました。コロナ禍で飲食を伴う地域の方の出店は出来ず、また2時間以内、大人数の集まりができない為、昨年度は落語鑑賞を3年生は体育館、1.2年は各クラスでオンラインで行いました。
今年度は、コロナも少し緩和されてきているので昨年より出来る事もあるかと思います。
どのように進めていくかは、ふれあい文化祭の実行委員会で話し合います。また、決まりましたらご報告いたします。
<案件2> 校内清掃について
清掃作業はふれあい文化祭前に草引きをさせていただいておりましたが、天候に左右されないように今年度は外ではなく校内をできればと思っております。日にちを分けず15時位から17時位までの2時間ぐらいでボランティアを募り、清掃作業を行いたいと思っています。
<案件3> 高校見学について
先生方と相談のうえで9月上旬に県立大学附属高等学校、奈良市立一条高等学校、奈良女子高等学校の3校の方向で計画しております。詳細が決まり次第また追ってお知らせします。
<案件4> PTA講習会について
運営委員の皆さんに聞いてみたい内容についてアンケートをとりましたので回答を報告します。
・子どもたちが6/14に受けた食品ロスや残飯の行方等のSDGsの講習会が気になります。
こちらについては校長先生より説明していただきます。
A.残食の行方については、焼却されると聞き、地球温暖化につながることや、「食品ロス」、「手前取り」について学びました。
次の段階として班ごとに調べ学習を行い、学級での発表から代表を決め、生徒総会で全クラスが発表しました。
今後は、実践につなげてくれることやSDGs(持続可能な開発目標)について、私事化してほしいと思っています。
・私たちの時代よりも個性を重視した高校選び、将来の仕事が選べる時代ではないかと私は考えています。その反面、個性が重視されすぎて、指導が優しいのか、適正なのかが不明瞭です。未来は予測不能ですが、子どもたちの5年後・10年後の未来がどうあるのか話を聞いてみたいです。
・今時のネットリテラシーのお話。自分なりに安全のためのフィルタリングやアプリ取得の制限などは設定していますが、何歳まで見守るべきなのかや他に気をつけておくべきことなど知りたいです。
との事でした。他に何か聞いてみたい内容などありませんかと尋ねたところ、特にないようでしたので、上記の内容で講師の先生を探して調整をします。時期は11月頃を予定しており、詳細が決まりしだいお知らせします。
★フリートーク「進路にまつわるQ&A」
* 質問事項、回答についての文面は一部抜粋しています。
Q. 運営委員 A. 学校 P. PTA
Q. 部活をしていると有利ですか。
A .有利、不利ということはありません。調査書には事実を記すだけです。私学については、活動を重視したり、点数化したりするところもあります。公立でも部活動の実績を加味するところはありますが、受験の要項に表されていますので、それに則り調査書を作成します。
Q. 英検や漢検等の資格、習い事は何級から書くことができますか。
A .実績があれば調査書に記します。時期がくれば、個別に調査も行います。
Q. 県外の私学に通うと授業料の補助はありますか。
A .県外の私学に行く場合は、大阪のように手厚い補助はありませんが、所得に応じて補助が受けられる制度もありますので、懇談で尋ねてください。
Q. 高校のクラブ活動の様子を知る方法はありますか。
A .当該高校のHPや学校案内をみるのが早いと思います。また、オープンキャンパスや学校説明会でもそのことを知ることができます。
Q. 部活動の成績、部長、委員長、生徒会など内申に影響しますか。
A .このことについても事実を書くだけです。点数化したり、合否の参考にしたりする私学はあると思います。
Q. 受験時の身だしなみで減点はありますか。
A .特にありませんが、いつも通りにしていれば大丈夫です。髪の毛の染色、パーマについては学校で違いがあると思いますが、一般的には良くないと考えます。春日中学校が自由服の学校で、制服を着用していないことは相手校も知っていますし、新規の学校には伝えます。
Q 専願で決まるとほかの子に内申が回ることはありますか。
A .入試の間違った都市伝説のようですが、昔も、今もそのようなことはありません。
Q 先生と相性が悪くて評価が変わってしまうことはありますか。
A .観点別に評価していきますし、客観的に成績を算出していますので、そのようなことはありません。
Q 県立大学付属高校の事がよく分かりません。
A .昨年度は、当該高校も初めてのことでしたので、他の公立高校と少し違う入試の方法をとった事実がありました。今年度は改善されると聞いています。高校に入ってからの学びについては、HPやオープンキャンパス、また今年のPTA高校見学でも訪れますので、その機会に情報をキャッチしてもらってもいいと思います。
Q どうやって進路を選べば良いですか、やっておくべき事はありますか。
A .お子さまの将来を見渡し、本人が将来、どのようになりたいのか、何をしたいのかということを早くから、しっかりと話し合ってください。夢や希望は変わっていきますし、展望をもつと色々なことを考えます。最終的には他を捨てて一つを選んで自らの進路を選んでいきます。その時に、後悔しないように、また、一番行きたい学校に必ず行けるとは限りません。そのようなときの心の持ちようも考えておくとよいと思います。いろいろな可能性を早くから考えることでしょうか。
Q 奈良に引っ越してきたばかりなのでこの辺りの高校の情報を得ておきたいです。
A .情報がないと心配なものです。学級担任にご相談いただくと必要な情報は提供させていただきます。
Q 海外へ行く場合の進路について知りたいです。
A .必要に応じて個別に対応いたします。学級担任にお申し出ください。
Q難しい課題が期末テスト前に出ていたようですが、やり方がわからず困惑していました。定期テストが無くなった科目で、内申に大きく関わると思っているようです。
A.定期テストがなくなっても内申が下がるということはありません。2年生の学期末、3年生の1,2学期の評定がそのまま内心の点数になります。観点別の評価ですので、単元テスト、定期テストとテストのやり方に違いがあっても評定に影響はありません。
単元テストを実施するきっかけの一つとして、定期テストでは範囲が広く、テスト勉強に時間がかかることから、範囲が発表されたところであきらめてしまう、また、復習をするにも随分以前に学んだ内容を思い返すことが大変であることがあります。単元ごとに確実に復習をすることで、都度都度の振り返りと弱点を補強できるという利点があります。一部の教科で単元テストのアンケートを行ったところ、単元テストの実施について、約75%の生徒が肯定的な回答をしており、約65%の生徒が家庭での学習時間が増えたと答えています。春日中学校の生徒の弱点の一つであった家庭学習の定着と新たな学力観として、自らの学びの調整、いわゆる計画性をもって取り組むことや、自らの強みを伸ばし、弱みを知って補強するということが行えてくるようになると思っています。
定期テストがなくなって楽をさせているという考え方は、本人の力を本当に伸ばすことにつながらないと考えます。
音楽、美術、技術家庭で定期テストを行わないことについては、テスト対策として暗記し、点数を取るということではなく、それらの教科の本質を追求しようとするものです。授業中の学習活動や成果物の内容が大切です。
★フリートーク ≪その他≫
Q 子どものゲームの意識をほかに向ける方法はありますか。
A .スマホやゲーム、動画視聴の長時間利用が問題になった頃、それらのことより、おもしろく、興味が持てるものを提供する必要があるという提言がありました。しかし、現実には無理があります。大人も気がつけばということがちょいちょいありますよね。親子で利用時間や内容についてのルールを話し合い、お互いにそのことを守ることが大事だと思います。キッチンタイマーや時間を制限するアプリなどもあります。「アプリ利用時間を制限する」と検索してみてください。それぞれに合った内容が見つかるかもしれません。
Q 宿題はどの程度出ているのか。子どもの学力をあげるための取り組み(誰もが塾へ通う時代、他に方法はないのかな)
A .上記の「Q難しい課題が期末テスト前に出ていたようですが」でも触れていますが、自らの学習を調整する力が必要です。特に、海外の研究では2007年生まれ、今の中学3年生の半数は107歳より長く生きると推計されてい ます。これは厚生労働省の人生100年構想会議の中間報告で発表されていますから、まんざらでたらめではないと思います。学習を強いる勉強ではなく生涯を貫いて、また、年齢を重ねても生涯学び続けることが、その時々を生き抜いていくことにつながっていきます。今の親は子どもの成長を見ることはできても、生涯を一緒に伴走することはできません。学ぶ習慣、学ぶことの楽しさを体感させることは大切なことだと思います。
現在、タブレットには「みんなの学習クラブ」や「キュビナ」などのドリル教材が準備されており、その教材には解説もついています。ここで大切なことは、一日数十分でも時間を見いだし、計画的に取り組む習慣をつけること、このことも自らの学習を調整することになります。与えられる課題だけでなく、主体的に学習に取り組むことが大切です。
Q 授業等を妨害(授業中に抜け出し多目的トイレに数人で入る)する子について学校側は何も対策はしないのですか。
A .都度都度、指導し、保護者とも話し合いを続けています。
Q 不登校や学校に行きづらい子どもさんの保護者同士が気軽にお話できる機会があるとよいのではと思います。親の安心は子どもの安心につながると思います。
A .学校としては行っていませんが、市教委や県教委主催の保護者同士が語り合う会は存在します。それらは案内させていただきます。
Q 英検IBAとは何ですか。
A .英検「何級」という判定は出ないのですが、英検のどの級に相当するかを測ることができます。